目次
1. 序章:犬のウイルス性疾患の脅威と本記事の目的
2. 第1章:犬を襲う主要なウイルス性疾患とその分子メカニズム
2.1. 犬パルボウイルス感染症 (CPV)
2.2. 犬ジステンパーウイルス感染症 (CDV)
2.3. 犬伝染性肝炎 (ICH) および犬アデノウイルス感染症 (CAV)
2.4. 犬コロナウイルス感染症 (CCV)
2.5. その他の重要なウイルス性疾患
3. 第2章:ウイルス感染症に対する従来の治療法と現代獣医療の課題
3.1. 対症療法の限界と重要性
3.2. 特異的抗ウイルス薬の現状と問題点
3.3. ワクチン接種の重要性と限界
3.4. 免疫グロブリン療法
4. 第3章:犬の免疫システムとウイルスの攻防:自然な防御機構の理解
3.1. 自然免疫(先天性免疫)の最前線
3.2. 獲得免疫(適応免疫)の精緻な防御
3.3. 免疫応答のバランスとウイルスの巧妙な戦略
5. 第4章:ウイルスを攻撃する「注目の成分」:ラクトフェリンとポリフェノールの科学
5.1. ラクトフェリン:多機能性タンパク質の抗ウイルス戦略
5.1.1. ラクトフェリンの概要と生体機能
5.1.2. ラクトフェリンの抗ウイルス作用メカニズム
5.1.2.1. ウイルス吸着・侵入阻害
5.1.2.2. ウイルス複製阻害と細胞内作用
5.1.2.3. 免疫調節作用
5.1.3. 犬におけるラクトフェリンの消化と利用
5.2. ポリフェノール:植物由来の強力な抗ウイルス化合物
5.2.1. ポリフェノールの多様性と抗ウイルス特性
5.2.2. 特定のポリフェノール(カテキン類、ケルセチンなど)の抗ウイルスメカニズム
5.2.2.1. ウイルス粒子への直接作用と不活化
5.2.2.2. ウイルス複製酵素の阻害
5.2.2.3. 宿主細胞防御機構の強化と抗炎症作用
5.3. その他の可能性を秘めた成分:β-グルカンとプロバイオティクス